Orthodontics

/ Dawson・Kois 噛み合わせ矯正

01/About orthodontics

Dawson・Kois 噛み合わせ矯正とは

お口元をキレイにするための「審美矯正」はもちろんですが、当院では
①に機能「正しく噛み合わせる」
②に清掃性「歯ぶらしがかけやすい」
③に「美しい」

とあくまで噛み合わせを補正する矯正治療を行なっています。
【歯並びがキレイ】=【噛み合わせが正しい】とは言えない事が多々あります。
例えば、歯並びはキレイなのに、「前歯でお肉や麺が噛み切れない」、「歯が染みる」、「歯が痛い」、「ひどい偏頭痛がある」、「肩こりがひどい」などはこの不正咬合と言われる噛み合わせの機能が万全でない例と言えるかもしれません。
残念ながら、毎年80数名の矯正患者さんの30%がこの該当者で、矯正治療経験のある患者さんとなっています。

不正咬合のサイン(顔面領域)
  • 歯が痛い、歯が沁みる
  • 歯が削れている
  • 食いしばりが多い
  • 歯ぎしりする
  • 舌や頬をよく噛む
  • 歯周病がある
  • 被せ物や詰め物が取れる
不正咬合のサイン(全身領域)
  • 肩こり・首こり
  • 頭痛・偏頭痛
  • 顎関節症(ガクガク・ジョリジョリ)
  • 鼻詰まり(副鼻腔炎(歯性))
  • めまい・耳鳴り
  • 腰痛

02/Type

矯正の種類

01.マウスピース矯正

・米国アラインテクノロジー社®️ インビザライン矯正
・スイスStraumann クリアコレクト矯正
の扱いがあります。

2社のマウスピース矯正は、歯科でのDX(デジタルトランスファー)AI最新テクノロジーを搭載した矯正治療です。
3Dスキャナー【iTero(当院採用))】でお口の中を的確にスキャンし、コンピューター管理で移動計画が立てられます。
歯科医師の「勘」ではなく、歯科の「解剖学的な配置」を設計できるだけでなく治療完成像や治療中の進捗が歯科医師のデータと患者携帯電話端末と共有してみる事ができます。

メリット
  • 従来の「金具」がないので、人目につかない
  • 食事中・大事なシーンでは、装置を取り外せる
  • 金具の矯正で不可能だった奥歯を後ろへ移動できる(つまり抜歯せず歯を並べられる)
  • 歯列のアーチを側方に拡大・縮小できる
  • 治療期間が格段に短くなった
デメリット
  • 1日22時間の装着時間を自己コントロール
  • 自己管理が甘いとズレが生じる(設計し直し)
  • 側切歯(2番)と小臼歯(4番と5番)が移動のズレを生じやすい
  • 抜歯がない分、歯と歯の間を削って空隙を設ける事がある(エナメル質の0.5mm以内です)
  • ハイテクと言えども実際の口の中では想定通りにいかないことがある

02.ワイヤー歯列矯正

当院では、従来のブラケット矯正(金具)も扱っています。
基本的には、マウスピース矯正でコンピューターデザインも行いますが、マウスピース矯正のデメリットにも記載したように、どんなハイテク技術でも、実際のお口の中では違う挙動を示す事があります。その機能的な微細な修正を行う際、ワイヤー矯正を併用する事があります。

また当院で行う①Dawson ②Kois の噛み合わせ治療では、「下の前歯の並び」は最優先事項で修正したい部分となります。セラミック治療やImplant治療で原因がこの部位に存在している場合はこのワイヤー矯正での進捗が速いため随時、使用に切り替える事があります。

メリット
  • 当院でのワイヤー矯正の手法では、とにかく歯の動きが速いです。
  • 食事などの生活様式に沿った機能的な歯の配置に従順な動きをしてくれる
  • 何度でもメンテナンスが可能
デメリット
  • 人目に目立つ
  • 頬粘膜や舌が痛い(口内炎の頻発)
  • 金具取り外しの際の苦痛がある
  • 食物残渣が挟まりやすい
  • 歯ブラシがかけにくい
Before
After

03.セラミック矯正

歯列の不整合は、それほど多くないけれどもそれぞれの歯に虫歯や保険治療の痕や着色がある場合は、セラミックの被せ物で歯を治しながら、噛み合わせまで一気に修正する矯正治療があります。
採用するセラミックはジルコニアになります。治療終了後はほぼ汚れがつかない環境が整う点で非常にキレイです。

メリット
  • 汚れがほぼ付着しないキレイさがある
  • 治療期間を最小限にしたい方(治療期間1ヶ月程度)
  • 噛み合わせが快適になる
  • 歯の色味を選択できる
デメリット
  • 型取りや治療中に麻酔が必要となる
  • 仮歯の期間中に連結するためフロスがかけられない
  • セラミックが馴染むまで沁みる事がある(平均1ヶ月程度)

04.小児非抜歯矯正

Functional Occlusion を専門とした当院からすると親知らず以外の、どの歯も抜去するべきではないと考えています。
 また、小児の矯正においては、永久歯が生え揃ってからで十分間に合います。

実際のところ、Invisalign(当院は大人の扱い)で
① 奥歯をさらに後ろへ送り込める
② 小臼歯部を側方に拡大できる
 Myobraceを併用することで
③ MFT(筋活動の調和)で環境整備ができる
④ 口呼吸から鼻呼吸への変換を図れる

といった1専門領域に限定せず最先端のテクノロジー技法を組み合わせてFunctional Occlusion(機能咬合【正しい噛み合わせ】)を達成させていきます。
小児(中学生・高校生まで)の矯正においては18歳まで完全管理で完成を目指します

Before
After

Myobrace (MFT)

歯並びに遺伝はありません。遺伝要素としてあるのは、歯の大きさと骨の性質です。
Q:では歯の並びは何で決定されるのか?
 答えは、【乳幼児期・永久歯交換期】が決定要因を握っている。という事になります。
この理論はMyobrace装置の開発をされたDr.John Flutterの小児の顎顔面形成において舌と頬の筋肉による筋平衡部位で配置される事を示しているだけでなく、鼻呼吸と口呼吸の口腔内環境に及ぼす影響が、歯の配列や顎運動と関連する事を示唆しています。
 またFunctional OcclusionでのDawson Functional OcclusionにおいてもAirwayという項目 の中に『呼吸気道確保』と『歯並び』『顔貌』『睡眠の質』などとの関係にも注目されつつあります。
当院では、ご希望の患者さん、育児中の親御さんに、この口腔習癖と口腔環境などの当院の考え方についての資料やファイルを貸し出しもしています。 来院時にご相談ください。  

歯は、1g圧で移動する事がわかっています。
舌の圧力は、外向きに500g圧 ↔︎ 唇・頬の圧力は内向きに350g圧

歯の並びがこれでほぼ決定するのがわかると思います。
この視点で、患者さんのお口の中を拝見すると普段されている”癖”が推測できてきます。
その癖を除去する事で歯列を修正して行こうというのがMyobraceです。
当院では、小児治療だけに限らず、不正咬合のある全年齢の方に適応しています。  

ACCESS

〒432-8036
静岡県浜松市中区東伊場2-7-1 浜松商工会議所会館1F

歯科
053-488-8020
婦人科
053-488-8021
診療時間
9:00~13:30 ●〇
15:00~19:00 ●〇
※●歯科 〇婦人科
※休診日:水曜、祝日 / ▲第1・3・5週目の金曜日